人に対してイラッとしてしまうとき、ありますね
というか、ぽんちょ今朝ありました

仕事でね〜気分屋な上司がいましてね〜グダグダグダ・・・

「あ〜くっそ〜腹立つなあ〜!!イライライラ・・・なんて嫌な性格なんだ!文句言ってやろうか・・よ〜し次になんかあったら・・・覚えてろオオ!!」

睡眠02

といっても始まらない
他人を変えるのは自分を変えるより難しいんです

しかし、カッとなってしまうとなかなか冷静に対応するのも難しいですね
特に相手が上司とか取引先の人とかで、怒りを飲み込まなくてはいけなかったりすると、いつまでも怒りが治まらなかったり

考えれば考えるほど怒りが増幅して、しまいには相手の事を嫌いになってしまったりします

しかし、怒っていると嫌な気分ですよね
なんか疲れるし、楽しいことも楽しめないし、食事をしても味もわかりません 
せっかくの1日が楽しく過ごせなくなってしまいます
貴重な、たった一度しかない自分の1日を、そんなことで台無しにしてしまうのはもったいないことです

  • 怒りの感情は90秒で消える

怒り、これは悲しみにも言えますが、感情というのは実はそんなに長続きしません

「奇跡の脳」の著者であり脳科学者のジルボルトテイラー氏によると
怒りが起こったとき怒りの元になる物質が体内を駆け巡るんだそうです
しかし、約90秒でそれは治まるといいます
著者は、怒りが治まるまで90秒頭のなかで数える、という方法を紹介しています

怒りの元となる物質は90秒で消える
それでも、実際には数時間、長いと何日も続くことがあります
なぜでしょう?
体内では怒りの元となる物質は90秒ですっかり体から消えているのに?

これは、怒りを持続させることを自分自身が選んでいるからです

何か、直接の原因になるできごと意外に、今までのつもり積もったストレスであったり、自分自身の体調だったり、あるいはぜんぜん別の怒りが原因だったり
それを今の怒りに同調させて増幅してしまう
自分は普段から不満がある
それを本当は発散したい
だから、そう簡単にこの怒りを治めたくない!!
本当はそんな風に思っているのではないでしょうか

さらに、脳には怒りや悲しみを強く記憶付けようとする本能があるんです

それは、生き物として生き残ってくる上で獲得してきたものと言われていますが、強い感情が起こるというのは危機的な状況だといえます
それを強く記憶することによって事前に危機を回避しようとしているのです

それ事態はごく自然なことなのですが、強く印象付けるために何度も何度も繰り返し頭のなかで再生されてしまうのです

しかも、その度に記憶は増殖し、場合によっては実際に起こったこと以上にひどい記憶として刻まれてしまうケースもあります

こうなると、1の怒りが10にも100にもなってしまいかねません

いつもプンプン起こっている人は、この怒りの感情に囚われて何度も頭の中でリピート再生しているのです 

以前「私はコントロールできない」という記事を書きましたが、実は思考もコントロールが難しいんです
(参照記事※ 「私」はコントロール出来ないんだから、落ち込む必要なんてないってby豆腐メンタリストぽんちょ)

無意識でいると、気がついたら嫌な思いをした場面を繰り返し考えてしまっていたり
そして無意識のうちに怒りを増殖させていたりするのです
 
  • ぽんちょ流怒りの静め方「思考を観察する」

思考をコントロールすることは難しい
いくら頭で、嫌なことは考えるのをやめよう、もっと楽しいことを考えよう、と思ってみたところでその通りに思考をコントロールはなかなか出来ないものです

切り替えが上手な人なら、仕事や運動に没頭するとか、カラオケで発散するとか「気を紛らわす」という自分なりの対処法を持っていることだと思います
それは、「視点を変える」という対処法で、有効な手段でもあります

もう一つ、「思考を観察する」という方法を紹介します
 
ぽんちょは、自分が怒りに囚われた時、そのコントロールできない思考を見つめます

コントロール出来ない、という所がミソです
思考を無理にコントロールしようとするのは返って逆効果になる可能性があります

仏教の禅の話しで、瞑想修行中の坊主に和尚さんがこういいます
「禅の最中に、猿の事だけは考えてはいけないよ」と
もちろんその瞑想中、坊主達は「猿のこと」ばかり考えてしまったそうです

猿


つまり「考えるな」という思いは「考えろ」と言っているようなものなのです

勝手に考えてしまうのは仕方ない
「あー、またいつの間にか考えてるな」
というくらいの感じで、その思考を見つめるのです

で、あとはなにもしません

自分で自分の思考に気付くんです

そうすることで、怒りを感じている自分と、それを客観的に見ている自分の間にわずかですが距離を作ることが出来ます

そうするだけで、少し冷静になることが出来ます

自分が無意識のうちに思考を繰り返している、ということに気付く、それだけです

そうやって少し余裕が出来れば
「そんなことで大切な自分の1日を嫌な気分で過ごすのはバカらしいな」と思えたり、あるいは自分を傷つけた相手に対しても
「何か嫌な事があったのかもしれないな」とか
「怒りに囚われてかわいそうな人だな」とか
違った見方をする事も出来るのです

そこまで来たらすっかり怒りは治まっているでしょう

「罪を憎んで人を憎まず」です 

思考とは自分とは関係ない別のものだと思って放っておけば、自然と静まってきます
思考と自分を一体化 させてしまうと怒り、悲しみの感情に囚われてしまいます

コントロールは難しい
それでも、思考や感情に振り回されないように対処法を身につけて手なずけて
気持ち良く毎日を過ごしましょう


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↓こちらは本文中で紹介したジルボルト・テイラー博士の著作です
脳科学者の著者が脳卒中になり体験した不思議な感覚のお話でとても面白いです


ぽんちょの著作です↓

冒険列車PV


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