「ワンチャンス」を見て人生の「山場」について考える : 青空ぽんちょのゆったりいこう！

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「ワンチャンス」

イギリスの人気オーディション番組での優勝をきっかけに、一夜にして携帯電話の販売員から世界的オペラ歌手となったポール・ポッツの半生を映画化。
恥ずかしがりやでパッとしない容姿、不運続きの彼がオペラ歌手になるという長年の夢をかなえるまでを描く。
監督は、『プラダを着た悪魔』などのデヴィッド・フランケル、主演は『人生は、時々晴れ』などのジェームズ・コーデン。ポール本人の吹き替えによる「誰も寝てはならぬ」などの名曲の数々が、奇跡のようなサクセスストーリーを彩る。

実話を元にした作品ということですが、ぽんちょはこのポール・ポッツという方はなんとなくしか知りませんでした

しかし、こういう挫折からまた、勇気を持って立ち上がって行くというストーリーはベタかもしれませんけど、実は現実にはそんなにうまいこといかない

だからこそ、いいんですよね

さらに実話（調べてみたらいろいろ異論はあるようですが・・・）ベースということでさらに感動しました

このポール・ボッツという主人公

いじめられっ子で気が弱い。尊敬する音楽家に才能を認められずコンプレックスにさらに深い傷を負ってしまいます

なんかこの、「コンプレックス」という所にぽんちょは非常に共感してしまうんですよね

話しも「歌」という夢を追いかけながらの挫折、という部分や、血の気の多いアイルランド男バリバリのブルーワーカーの頑固な父親とかも共感する部分の多いファクターです

ぽんちょも高校卒業後の進路を父親と話したとき「マンガ家を目指す」と言ったときに「そんなんで食って行かれるか！」と焼き肉屋で頭ごなしに否定されたことをよく憶えています（その後、プロデビューしたときにはすごく喜んでくれたんですけど）

またぽんちょはコンプレックスを感じやすい性格なので、初めて出版社にマンガを持ち込みに行ったときに絵柄をけちょんけちょんにけなされて、それ以来もう自分の絵に自信が持てずコンプレックスを抱えていました（いまもですけど）

そんな傷つきやすい主人公を素直に応援することが出来て、最後のオーディション番組に出演するシーンは思わず「頑張れ！」と思いながら、その歌声（本人が歌っているそうです）に鳥肌と感涙してしまいました

派手さはありませんが、地味な主人公が頑張る姿に自分を重ね合わせてしまう、そんな作品です

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