夕日ぽんちょ


最近GoogleアプリのGoogleフォトが、頼みもしないのに、アルバムとかを過去の写真から作ってくれる

とくに何の気なしに開いてみると、一年前の今日の写真で構成されているアルバムだ

え!あれからもう一年か。。と



加齢とともに、時間の経つのが早く感じるとは聞いていたけど、実感として本当に早いような気がする

30代はあっという間、40代はもっと早い、と親はよく言っていた

実際振り返ってみると、あっという間というほどじゃないにせよ、それでも30代は早かったなあ

この分じゃ、あれ?もう45か、あれ、もう50代か。。あれ、あれ、あれといってる間に人生も終盤、なんてことになるんだろうか

さりとて、別段なんも焦るわけでもなく、ふーんって感じのぽんちょです



別に人生で何かを成し遂げねばならないなんて決まりはないし

なにがしかになろう、なんて心意気もすっかり影を潜めて、せいぜい楽しいと思える日がたくさんあればいいな、ということと、あんまりしんどい思いをしたくないな、という程度

とはいえぽんちょも、初めからそんなユルい感じだったわけでもなく

20代の頃は、ひたすらに焦っていた
プロの漫画家になりたいという夢(?)は今にして思えば、希望なんかじゃなく、不安と焦燥と、ほんの僅かな自己実現を与えてくれただけだった

本を出せたというのは、頑張ったことが形に残せるんだからよかったじゃないかといってくれる人もいる

しかし本人は、そこまで誇れる実績があるわけじゃないしなぁ。。という程度

ぽんちょの漫画仲間の佐藤タカヒロ氏に聞いても、いまだにプロの漫画家という実感はないと言っていた

ぽんちょから見れば、もう7年も週刊連載を続けているし、評価もされているんだし、どこからみても立派なプロ作家じゃないかと思うのだが、実際、本人にとってはそんなものなのかもしれない

外から見るのと、当人の実感というのは、まったく違う

以前、元ボクシングの世界チャンピオン鬼塚勝也氏の話をラジオで聞いたことがある

自分の中の満たされない思いが、世界チャンピオンになれば満たされると思っていたが、実際になってみると、なんの実感もなく、なにも満たされていないことに愕然とした、という話だった

世界チャンピオンなんて場所にたった経験はないが、なんとなくこの気持ちはわかる気がする

わかるからこそ、目指さないと決めた

目標を持つのはいい
今日に意味と活力を与えてくれることもある

しかし、その根元が、満たされない今を、何かを達成することで満足させるというものだったとしたら、きっとそれは叶わない

「幸福の分数」という話を読んだのは誰の本だったか

欲望という分母にたいして達成という分子がある
それが「幸福」

欲の分母は常に大きくなる
どこまでいっても満たされない

たしかこんな話だったと思う 

いたずらに分母を広げることをしなければ、小さなことでも満足できる

そのためには、己を知ることも必要だし、足るを知る、ということも必要だろう

何かにがむしゃらに挑戦することに、何かしらの意味があるとするなら
自分に何が出来て何が出来ないのかをしっかりと見極めることかもしれない

本気でやれば、自分の実力がわかる

その上で、出来ることを、やる

出来ないことを、やらない

欲は尽きないが、よくよく己を見極めて
ほどほどで満足、という気持ちを持つ

人は比べる生き物だから、どうせ誰かと比べてはまた欲が出る

背伸びをしては、地に足をつけ

その繰り返し

明日という日に欲を持てば、失望もある

明日という日に期待をしなければ、退屈だ

今日、6割満足なら、まあまあいいんじゃないか

時が過ぎるのが早くなるとして

それはまあ、そんなものなんだろう




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