「比べることから苦しみが始まる」・・・とは言うけれど
わかっていても、どうしてもぽんちょは、自分と他人を比べてしまいます
そして大概が「他人の芝生は青く見える」もの
自分がすでに持っているはずの多くのものには目を向けず
どうしても足りないものばかりに目がいってしまう
自分自身を理解するために他人との相対的な比較は避けて通れないとは思います
それを「人は人」「自分は自分」と分けて考えることが出来れば何も問題はないのかもしれません
しかしやっぱり、どうしても嫉妬やら羨望やらの感情が湧いてしまったり
自分の現状に不満があったりすれば「それに引き換え自分は・・・」と無意味な自責の念にかられてしまうこともあります
しかも、今はネットを通じて以前は知ることのなかった他人や有名人のプライベートまで知ることが出来るようになりました
自分と歳も変わらない人の成功話、好きなことで自由に生きている人のブログ
以前はそうそう出会えなかった人を簡単に知ることが出来る反面で、やっぱりどこかで自分と比較してしまったり
つまらない仕事ばかりでろくに休みも取れず疲労もストレスも溜まっている時に、他人がSNSで楽しそうに海外旅行なんぞしている写真なんかを見て、「いいね」なんて思える人は神様かと思っちゃいますよ
「ありのままの自分を受け入れる」・・・とは言うけれど
宗教やスピリチュアル系などではよく聞かれるフレーズです
苦しみの元は、自分と理想とのギャップにある
足りないものを探すよりも、既に持っているものに感謝しつつ、自分自身をありのままに受け入れる
本当にこの境地に達すれば無敵です
なにしろ、もう何も無理して何かを手に入れようとしなくてもいいし、他人がどうであれ、自分自身に満足していれば気にもならない
ほんの短い満たされた瞬間なら、そういう心持ちになれた経験もありますが、いつしか気がつけば「物足りない」「もっと自分を変えていかなければ」という思いに取り付かれてしまっています
どうして満たされないのか
しかしなぜ、ぽんちょたちはそんなにも「足りない」と思ってしまうのでしょうか
そこには経済至上主義の社会の仕組みに答えがあります
お金を消費することで経済は回っていきます
企業や政府はいかに消費者にお金を使ってもらうかを必死に考えています
ぽんちょたちの周りには、そこにもかしこにも、消費を促すためのCMが見られます
とくになんの意識もなく目にするテレビのCM
そこには消費を促すための仕掛けがあるのです
消費者の購買心理をかきたてるPASONAの法則というものがあります
P:Problem(問題を提起する)A:Agitation(問題を煽る)S:Solution(解決策を示す)N:Narrow down(限定、緊急性、消費者の絞込み)A:Action(行動を促す)
以上の頭文字をとってPASONAと呼ばれています
このように、無意識にぽんちょたちは
「あなたにはこんな問題があります」
あるいは「将来こんな危険がありますよ」などの問題提起を受け
「このままではダメですよ」「こんな風になっちゃいますよ」と不安を「煽られて」
その解決として商品を購入するなりサービスを受けるなりして問題を解消する
あるいは商品をタレントが使用して、充実した生活を送っているようなイメージを見て
「これを使えば素晴らしい生活を送ることが出来ますよ」とか
「こんなに美しくなれますよ」とか・・・
まあ実際にそのようなCMを見て、熟慮した上でよい商品やよいサービスを購入することで、安心や快適さを手に入れること自体は悪いことではありません
お金を何に使うかは個人の自由です
しかし、どちらにせよ消費とは「今に不満」を見いだすことによって成り立っているとも言えます
そもそも無条件に与えられる「問題」は、果たして本当に「問題」なのか?
それは今の自分にとって本当に必要なものなのか?
ということは、考えてみる必要があると思います
「幸福」の不都合な真実
もし、誰もが満ち足りていて、「今の自分に満足」してしまったら?
自分や自分の生活を今以上に「より良く」する必要もなく「将来の不安」にも囚われることなく「今」に満足していたら?
誰もが何の不満もなく「幸福」だったとしたら?
誰もが何の不満もなく「幸福」だったとしたら?
きっと経済活動は成り立たなくなってしまうのではないでしょうか
消費社会は「不安」や「不満」がワンセットになっているんです
さらに、ぽんちょのような底辺生活を送っていれば消費そのものを諦めざるを得ない状況も多々あります
問題を提起され、不安を煽られたり、欲望を掻き立てられたあげく、諦めざるを得ない
おまけにSNSでは他人の「いい所」ばかりを見せられて、否応無く自分と比較させられていればストレスにならないわけがありません
いまの情報化社会の中で比較せずに生きていくことがどれだけ難しいかと思わざるを得ません
最近世の中が「不寛容」になっているといいます
他人の不祥事にみんなが一斉に叩いて炎上する
「なんか、ずいぶん日本人が嫉妬深くなっちゃったなあ・・・」と誰かがラジオで言っていました
でも、これだけの条件が揃えば嫉妬深くなってしまう気持ちもわからなくはありません
消費そのものが限界に来ているという意見もあります
大抵の物がそろい、人口も減っていく
経済成長はもうあり得ないんじゃないか?
そんな中で、物を持たない、あるいは最小限で暮らす「ミニマリスト」という生き方が注目されたり
過去や未来の不安に囚われない、「マインドフルネス」という瞑想が流行ったり
「もう他人と比べても仕方がない」
「余裕もないのに、いたずらに不安や欲望を掻き立てられるのも嫌だ」
みんな、意識的にか無意識にか、このひたすらに煽られる漠然とした不安や焦燥感から自由になろうとしているのかも知れません
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